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2019年5月13日 (月)

マーチング撮影のタブー

マーチング撮影のタブー

―急速なパン(Pan)はダメ―[趣味(撮影)]

 

 以前のブログで、カメラを動かして撮るのが映画(動画)の基本だと書きました。これはトラッキング・ショットが映画(動画)の基本だという意味です。静物(動かない物)に対してカメラも動かさずに撮れば「動画」ではなく「写真」です。カメラを動かさずにレンズだけを「ズーム」したところで、これは写真を拡大・縮小しているのと一緒です。カメラを動かして撮影するからこそ、被写体だけでなく背景までも変化するので、観客は飽きずに見ていられるのです。

 マーチングの撮影は、「マーチング・コンテスト」や「マーチング・ショー」などの屋内演技・舞台演技でない限り、被写体は行進しているのですから三脚は用いずに、撮影者もカメラを持って移動しながら撮影することになります。マーチングの撮影は、撮影者がカメラを持って動く「手持ち撮影」なので、画面が揺れて観客がストレスを感じないよう、ジンバル(gimbal、カメラスタビライザー)などを使って、できる限り手振れを防いだ撮影をする必要があります。また、行進を追っかけて撮影するのですから、撮影者自身が蟹(カニ)歩きすることはしないまでも、カメラは基本的に被写体と共に移動する撮影(トラッキング・ショット)がほとんどになります。マーチングの雰囲気伝えたいのですから、被写界深度を深くして行進全体が写るように人物の大きさは高々フル・ショット未満のロング・ショットで、移動するのは行進の近くのために広角レンズ(できれば24mm以下の超広角)を用いる撮影になります。

 このような厳しい条件で撮影しなければならないのですが、「見づらい動画」になるのは、①被写体を追っていない、②手振れしている、③急速なパン(Pan)をする、というものです。

この原因について述べれば、①は論外ですが、②は機材(ジンバル)の問題なので強くは言えません。ところが、ジンバルを用いて被写体をとらえているのに③を行う撮影者がいることに驚きました。

 普段私たちはめったに急速なPan(右を向いたり左を向いたり)はしません。する場合は、次のような場合でしょう。

・右・左・右と自動車が来ないことを確認して道路を渡る時

・待ち合わせの場所に待ち合わせた人が時間になっても来ないので探す時

・突然物音がした場合それが何であるか確認する時(呼び止められた時もこれと同様)

・追っていた動物(人を含む)がどっちに逃げたか確認する時

・悪い事をしようとする時に人目がないか確認する時

・その他、通常ではない事態が起きたと感じた時それを確かめる時

 他にもまだあるかもしれませんが、とにかく緊張をしている乃至緊張すべき時の行為です。つまり、画面が急にPanするとこの時のような緊張を感じてしまうのです。普段自分自身が行わないことをカメラを持った場合に行うというのはどうかしているのではないでしょうか。カメラは観客の目であり、カメラに写った映像は観客の「見た目(Point of view)」なのです。

マーチングの撮影者の皆さん、「急速なPan」をするのはよしましょう。Panはできる限りゆっくりと行ってください。

 

 

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