平城京の大官大寺(21)―飛鳥土器編年の問題点―
平城京の大官大寺(21)
―飛鳥土器編年の問題点―[古代史][論理の赴くところ][多元的「国分寺」研究][古田史学]
前回(平城京の大官大寺(20)―存続した百済大寺―)で、表Ⅰ 飛鳥地域の土器編年と代表的資料(小田2014)(佐藤隆「難波と飛鳥、ふたつの都は土器からどう見えるか」(2)―5―より)を用いて検証しましたが、本日(2022年03月27日(日)8:30頃)、服部静尚さまから次の主旨のメール(私信部分を除く)を頂戴しました。
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「平城京の大官大寺(20)―存続した百済大寺―」で、 飛鳥地域の土器編年と代表的資料(小田2014)を引用されて、 これを暦年判断材料とされておられます。しかし、この暦年推測 には多くの問題点があります。 これを是正する私案の抜粋を添付します。 これによると、彼らが挙げている乙巳の変・天智の漏刻の遺跡などと しているものが、『日本書紀』の年次と全く合わないことが判って いただけると思います。 この私案は大阪歴史学会考古部会で発表したもので、 4月10日(日)午後の多元の会例会でも発表予定のものです。
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「4月10日(日)午後の多元の会例会で発表予定のもの」とのことですので、メールに添付いただいた資料は4月10日以降、許可をいただいてからブログに掲載したいと思います。
それに代わるものとして、次のYouTube動画に公開された資料を転載させていただきます。
孝徳・斉明・天智期の飛鳥における考古学的空白@服部静尚@20220222@県立図書情報館@古代大和史研究会@26:57@DSCN0435
孝徳・斉明・天智期の飛鳥における考古学的空白@服部静尚@20220222@県立図書情報館@古代大和史研究会@26:57@DSCN0436
孝徳・斉明・天智期の飛鳥における考古学的空白@服部静尚@20220222@県立図書情報館@古代大和史研究会@10:19@DSCN0437
服部静尚氏「五段階の編年の提案」(上記YouTube DSCN0437 より)
表Ⅰ 飛鳥地域の土器編年と代表的資料(小田2014)《再掲》
今回は、ご指摘いただいた土器編年の問題点をとりあえずご報告するだけとし、次回以降にこの問題点を説明していく予定です。
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